
【外壁塗装は下地処理で耐久性が変わる】
外壁塗装では、「どの塗料を使うか」が注目されがちですが、塗料の性能を十分に発揮するためには、塗装前の下地処理が欠かせません。
その中でも重要な工程がケレン作業です。
ケレン作業は、サビや古い塗膜を取り除くだけでなく、塗料が密着しやすい状態をつくるための大切な工程です。
特に、雨や雪が多く湿気の影響を受けやすい富山県では、下地処理の品質が塗装後の耐久性に大きく関わります。
下処理としての高圧洗浄についても解説しています。
▶外壁塗装の高圧洗浄はなぜ必要?一級塗装技能士が高圧洗浄について解説
この記事では、下処理の中の1つ、ケレン作業の役割や目荒らしとの違い、富山県で重要とされる理由について職人の視点から解説します。
【ケレン作業とは?】
ケレン作業とは、塗装前に行う下地処理のことを指します。
主な目的は次のとおりです。
・サビや汚れを除去する
・劣化した塗膜を取り除く
・表面を整える
・塗料が密着しやすい状態をつくる
塗料は下地に密着することで、本来の耐久性や防水性を発揮します。
そのため、下地処理が不十分なまま塗装すると、塗膜の剥がれや膨れなどの不具合につながる可能性があります。
【目荒らしとは?ケレン作業との違い】
「目荒らし」は、ケレン作業の一つです。
目荒らしとは、サンドペーパーや研磨材などを使用して、塗装面に細かな傷を付ける作業をいいます。
新品の金属や雨樋、シャッターボックス、水切りなどの表面滑らかで、そのまま塗装すると塗料が密着しにくい場合があります。
住宅の塗装では、主に樋などは目荒らししてから塗装します。
目荒らしを行うことで、塗料がしっかりと付着しやすい状態をつくります。
ケレン作業=塗装前の下地処理全体
目荒らし=ケレン作業の一つの工程
という関係になります。
建物の素材や劣化状況に合わせて、サビ落としや塗膜の除去、目荒らしなどを適切に行うことが、長持ちする塗装につながります。
【富山県でケレン作業が重要な理由】
富山県は、年間を通して雨や雪が多く、湿気の影響を受けやすい地域です。
また、沿岸部では潮風の影響によって鉄部にサビが発生しやすい環境でもあります。
サビや劣化した塗膜が残った状態で塗装すると、塗料が十分に密着せず、剥がれや浮きが発生する原因になることがあります。
そのため、富山県では塗料選びだけでなく、ケレン作業をはじめとした下地処理を丁寧に行うことが重要です。
【ケレン作業の種類】
ケレン作業は、劣化状況によって方法が異なります。
・4種ケレン
軽い汚れやチョーキングを除去したり、目荒らしを行ったりする作業です。
住宅の外壁や雨樋、付帯部などで行われることが多く、塗料の密着性を高める役割があります。
・3種ケレン
浮いている塗膜やサビを除去し、密着している塗膜は残す方法です。
住宅塗装では最も多く採用されるケレン方法です。
・2種ケレン
電動工具を使用してサビや旧塗膜を広範囲に除去します。
工場や橋梁などで採用されることが多く、一般住宅では行われる機会は少ない施工方法です。
・1種ケレン
ブラスト処理などで鋼材をほぼ素地の状態まで戻す方法です。
主に大型の鋼構造物で採用されます。
【ケレン作業を省略するとどうなる?】
ケレン作業を十分に行わず塗装すると、
・塗膜が剥がれやすくなる
・サビが再発しやすくなる
・塗料本来の耐久性を発揮できない
・再塗装の時期が早まる可能性がある
といったリスクがあります。
見積書では塗料の種類に注目しがちですが、実際には下地処理の品質も塗装の耐久性を左右する重要なポイントです。
【建築塗装愛富が下地処理を大切にする理由】
建築塗装愛富では、塗装前の下地処理を重視しています。
外壁や鉄部の状態は建物ごとに異なるため、現地調査を行い、必要な工事を適切に判断したうえで施工しています。
下地処理は、塗装後には見えなくなる工程ですが、この工程を丁寧に行うことで、塗料本来の性能を引き出し、長期間にわたって建物を保護することにつながります。
見えない部分も妥協せず、一つひとつの工程を大切に施工しています。
下処理にケレンを行った施工事例はこちら
▶屋根塗装 富山市
▶のぼり旗ポール塗装 富山市
【最後に】
ケレン作業は、外壁塗装や屋根塗装を長持ちさせるために欠かせない下地処理です。
富山県のように雨や雪が多く、湿気やサビの影響を受けやすい地域では、塗料だけでなく職人が行う下地処理の品質にも注目することが大切です。
外壁塗装を検討する際は、料金や塗料のグレードだけでなく、「どのような下地処理を行うのか」についても確認し、施工内容をしっかり説明してくれる塗装会社を選ぶことをおすすめします。


