外壁塗装の下塗りとは?シーラー・フィラー・プライマーの違いと重要性を解説

外壁塗装 下塗り フィーラー 住宅塗り替え 富山県富山市

【外壁塗装で下塗りが重要な理由】
外壁塗装というと仕上げの色に注目されがちですが、塗装工事で耐久性を左右する重要な工程の一つが「下塗り」です。
下塗りは、外壁と上塗り塗料をしっかり密着させるための工程です。
どれだけ高性能な塗料を使用しても、下塗りが適切に施工されていなければ、本来の耐久性を発揮できません。
また、塗料メーカーも施工仕様書で適切な下塗り材の使用を定めています。

【下塗りを行う前には下地処理が必要】
下塗りは、外壁の状態を整えてから施工します。
下地処理が不十分なまま下塗りを行うと、密着不良や塗膜の剥がれにつながる可能性があります。
建築塗装愛富では、下塗り前に建物の状態を確認し、必要な下地処理を行っています。
下地処理については、それぞれ詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

高圧洗浄についてはこちら
ケレン作業についてはこちら
コーキング(シーリング)工事についてはこちら
外壁のひび割れ補修についてはこちら

これらの工程を適切に行ったうえで、下塗りへ進みます。

【下塗りにはどんな役割があるのか】
下塗りには主に4つの役割があります。

➀上塗り塗料との密着性を高める
外壁材に直接上塗りを行うと、塗料が十分に密着しない場合があります。
下塗り材を塗布することで、上塗り塗料がしっかり密着し、剥がれにくい塗膜になります。

➁外壁への塗料の吸い込みを抑える
モルタルや窯業系サイディングなどは劣化すると塗料を吸い込みやすくなります。
下塗りを行うことで吸い込みを抑え、上塗りを均一に仕上げることができます。

➂劣化した下地を補強する
劣化が進んだ外壁は表面が脆くなっています。
下塗り材を浸透させることで、下地を補強する役割もあります。

➃仕上がりを均一にする
色ムラや艶ムラを防ぎ、美しい仕上がりにするためにも下塗りは欠かせません。

【下塗り材の種類と違い】
外壁の状態によって使用する下塗り材は異なります。

・シーラー
シーラーは外壁へ浸透し、下地を補強する役割があります。
また、上塗り塗料との密着性を高めるため、多くの塗装工事で使用されます。
特に、劣化したサイディング、モルタル外壁などで使用されることが多く、透明タイプや白色タイプなどがあります。

・フィラー
フィラーは厚みがある下塗り材です。
細かな凹凸やヘアークラックを埋めながら下地を整えることができます。
モルタル外壁ではフィラーを使用するケースが多く、表面を平滑に整えてから上塗りを行います。

・微弾性フィラー
モルタル外壁でよく使用される下塗り材です。
弾性があるため、細かなひび割れに追従しやすい特徴があります。
ただし、建物の状態によって適切な材料は異なるため、必ずしもすべての建物に使用するわけではありません。

・プライマー
プライマーは金属や樹脂など、密着しにくい素材へ使用する下塗り材です。
例えば、ガルバリウム鋼板・鉄部・雨樋・破風板などでは専用プライマーを使用することがあります。
素材ごとに適したプライマーを選ぶことが重要です。

【下塗りは1回塗れば十分なのか】
一般的な外壁塗装では、下塗りは1回施工する仕様が多く採用されています。
しかし、外壁の劣化状況や下地の状態によっては、下塗りを2回施工する場合があります。
下塗りを2回行う方法には、同じ下塗り材を重ねて塗布するケースと、シーラーで下地を補強した後にフィラーや微弾性フィラーで表面を整えるケースがあります。
特に劣化が進んだ外壁や吸い込みが大きい外壁では、1回目の下塗りだけでは十分な性能を発揮できないことがあるため、建物の状態に応じて下塗りを追加します。
また、公共工事や仕様書に基づいて施工を行う現場では、シーラーとフィラーを組み合わせた下塗り仕様が採用されることも珍しくありません。
下塗りの回数や使用する材料は、建物の状態や塗料メーカーの施工仕様によって異なるため、「必ず1回」「必ず2回」と決まっているわけではありません。
建物ごとに適切な施工方法を選択することが重要です。

実際に下地の状態から、下塗りの回数を増やして施工した施工事例はこちら
劣化したカラーベスト(スレート屋根)塗装 富山県射水市

【塗料メーカーも下塗りを指定している理由】
外壁塗装では、下塗りは職人の判断だけで行われているわけではありません。
日本ペイント、エスケー化研、関西ペイントなどの主要な塗料メーカーでは、製品ごとに施工仕様書を公開しており、多くの外壁塗料で適切な下塗り材の使用が指定されています。
これは、上塗り塗料の性能を十分に発揮するためです。
例えば、外壁に直接上塗り塗料を塗布すると、密着性が低下する、塗料が下地に吸い込まれる、塗膜の耐久性が低下する、色ムラや艶ムラが発生しやすくなるといった不具合が起こる可能性があります。
そのため、メーカーは外壁材の種類や劣化状況に合わせて、適切な下塗り材を組み合わせることを施工仕様として定めています。
また、同じシリコン塗料でも、モルタル外壁・窯業系サイディング・ALC・金属サイディングなど、下地の種類によって推奨される下塗り材は異なります。
建物の状態を確認せずに「この下塗り材を使えば大丈夫」と判断することはできません。
建築塗装愛富では、外壁材の種類や劣化状況を確認し、塗料メーカーの施工仕様を参考にしながら、建物に適した下塗り材を選定しています。

【下塗りを省略するとどうなる?】
下塗りを適切に施工しないと、
・塗膜の剥がれ
・膨れ
・色ムラ
・耐久性の低下
などの原因になります。
塗装直後はきれいに見えても、数年後に不具合が発生する可能性があります。
そのため、見積書では使用する下塗り材やメーカー、塗布回数まで確認することをおすすめします。

【最後に】
下塗り材にはさまざまな種類があり、すべての建物で同じ材料を使用するわけではありません。
下塗りは完成後には見えなくなる工程ですが、塗装工事の耐久性を大きく左右する重要な工程です。
また、下塗りの性能を十分に発揮するためには、高圧洗浄やケレン、コーキング工事、ひび割れ補修などの下地処理も欠かせません。

建築塗装愛富では、一級塗装技能士が建物の状態を確認し、適切な下地処理と下塗りを行っています。
富山県で外壁塗装をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。